私がリスティング広告運用担当として初めて窓口に立った時の話です。
クライアントから「いいから直帰率を下げて!」と言われました。
運用を始めて間もない私と噂には聞く直帰率・・・
初めてアナリティクスとご対面・・・
すぐさま「ではLP改善が必要ですね」と改修案を提出しましたが
クライアントは目もくれず「だから直帰率を下げて!」との返事。
ひたすら直帰率を下げようと1か月の奮闘を終えてみると
直帰率は改善するもコンバージョン数は増えず。
もちろんクライアントは怒っています・・・
クライアントはコンバージョン数の低下に対し直帰率が問題と決めつけ
私はコンバージョンうんぬんでなく直帰率のみを回復したいのなら
LPの改善と安直に考えていました。
お互いに提案の理由も目的も認識せずにいた結果でした。
初期のこの体験を受け、今はクライアントの提案や疑問に対し
「なぜ」を頭に浮かべ対応するようになりました。
クライアントの要望をそのまま実行するのではなく
「なぜ」を浮かべ真意をつかみ解決していく。
クライアントとの関係性を築くうえで大切にしていることの一つです。