キーワードマッチタイプの活用
キーワードマッチの有効活用の理由は2点です。
①キーワードの漏れをなくすことと
②CTRの向上(CPC低減)
通常だとこの2つは正反対の性質を持っており、通常は個別に対応するしかないでしょう。
完全一致のメリットは
CTRが高くなりやすい傾向なのでスコアメイキングがしやすいです。そのためリスティングの特性上CPCが下がります。
CPCが下がり現在のCVRのままであればCPAが下がる図式になります。
※単価の高い業界ほどスコアを気にするべきです。
部分一致のメリットは
リーチです。それ以外は特にないです。
フレーズ一致については今回は説明しません。→複雑になります。
つまりこの2つの特徴を最大限に発揮することができれば必然的に効果が上がります。
対策方法は下記です。
これにより特徴を最大限に生かすのです。
問題は特性を理解することです。[部分一致は漏れをなくすため]などきちんと役割を決めないといけません。
■役割を決める理由
部分一致の拡張は日々変わります、変わったタイミングで効果が悪くなります。
安定しないリスティングの運用はほぼこの原因が多いのではないでしょうか。
毎月の効果が安定しなければ、マッチタイプを確認してください。
ここからはマッチタイプの適切な運用方法について
完全一致は獲得件数及びCPAを安定させる効果があります。
そのため運用で大事なのは入札・および広告原稿の変更・調査です。→入札においては今度説明します。
・問題になるのは不安定な部分一致です。拡張もその時次第ですし。。。
解決案は検索クエリレポートです。
YahooもVer.3で見れるようになりました。
■運用方法
①クエリレポートの作成
②部分一致レポートで拡張しているワードの確認
③完全一致キーワードの追加※部分一致も同時に入れ込むとまた部分一致が拡張します。
④追加以外のワードは除外設定
注・基本保留するワードはありません。
これを行うことで完全一致での掲載が増えるため全体的にCPCが低減し無駄な拡張も抑えることができます。
何となくイメージは下記です。
ここでもう一個問題なのはこれに気付いていない運用担当が多いということです。
また気づいても、定期的に行っていない企業が多いということです。
リスティングの運用で大事なことはルーチン業務でチェックする項目を増やすことです。
参考までに興味あれば活用ださい。
明日はリスティングで最も大切な入札について実施します。