リスティング広告のクリック単価はできるだけ安くしたいものです。
しかし、クリック単価が高騰するキーワードが存在するのも確かです。
今回はその原因について探ってみたいと思います。
■クリック単価が高騰する3つの要因
•競合が多い
•派生するキーワードが少ない
•商材の利益率が高い
まず1つ目の要因「競合が多い」ですが、リスティング広告の掲載順位はオークション形式で順位が決まるので、入札する企業が多いとその分、入札単価は高くなります。なぜ、競合が多くなるかは下記に記す2つの要因によるところが大きいです。
2つ目の要因「派生するキーワードが少ない」は例えばキーワード「キャッシング」の場合、検索ユーザーが連想するキーワードががほとんどない為、コンバージョンするキーワードが限られてきます。そのため、どの企業もコンバージョンを獲得するためにどの企業も同じキーワードに集まってくるわけです。
逆に派生するキーワードが多い例としては、本やCDや旅行などがあります。派生するキーワードが多いと競合もバラけるため入札単価は高騰しにくいわけです。加えて本やCDなどは利益率も低いので、競合が多い場合は参入しないケースもあるでしょう。
3つ目の要因「商材の利益率が高い」は、コンバージョン一件当たりの利益が多ければ、コンバージョン一件獲得するための広告費を多くかけることができるため、各社共に入札単価を高くしてくる傾向にあります。特にクレジットカードや保険などでは毎月継続的に売上が上がるため生涯売上でみると、短いスパンで赤字でも長期的には黒字に持っていけるわけです。
そのため、クリック単価が高い傾向にあります。
このような要素でクリック単価は高騰します。
逆にこの要因に当てはまらなければクリック単価は高騰しにくいと言えるので、新しいキーワードを追加する時にもしクリック単価が不安であれば、この高騰する要因に当てはまるかどうかを考えてみると無駄な広告費をかけずに済みます。